このサイトについて
概要
C#を使ってゲーム制作を作る技術をまとめたサイトが少なかったため、自分用も兼ねて作ることにしました。
特に、リッチなゲームを作ろうとした場合に必要となるDirectX周りについて、情報をまとめた方が良いと感じました。
DirectXをC#で扱うためのAPIやラッパー(Managed DirectX、XNA、SlimDX、SharpDX)を扱ってきた中で、DirectX9~12に対応しており、デスクトップアプリ・Windowsストアアプリ両方にも対応することができるSharpDXが現状で一番良さそうに思えました。
よって、このサイトではSharpDXを中心に自分なりのAPI解説を行っていけたらと思います。皆様の参考になれば幸いです。
DirectXを扱う.NET Framework用ラッパーまとめ
DirectXを扱うラッパーの状況をまとめてみました。(2019/08/18時点)
「9」「10」…などの数字はそれぞれ「DirectX9」「DirectX10」…の対応状況を表しています。
※情報が少ないため誤っていた場合はご連絡頂けると助かります。
現状では「MonoGame」か「SharpDX」を状況により使い分けるとよいかと思います。
名称 | 9 | 10 | 11 | 12 | 説明 | 状況 | 備考 |
Managed DirectX | 〇 | X | X | X | DirectXラッパー | 2006年10月開発停止。XNAに引き継ぎ。 | |
Microsoft XNA | 〇 | X | X | X | DirectXラッパー | 2014年04月開発停止。MonoGameに引き継ぎ。 | |
MonoGame | 〇 | 〇 | 〇 | X | SharpDXラッパー | 開発継続中。 | XNAと互換性あり。 |
SlimDX | 〇 | 〇 | 〇 | X | DirectXラッパー | 2015年04月開発停止。 | |
SharpDX | 〇 | 〇* | 〇 | 〇 | DirectXラッパー | 2019年03月開発停止。 | *:バージョン2.6.3に限る。 |
MonoGameは内部でSharpDXを使っています。
そのため、DirectX12以降が出た場合にMonoGameはどう対応するのか今後を含めて気になります。
開発停止しているSharpDXごと引き取ってもらえたら とても嬉しいのですが…。